ゲームで雑魚な奴はPDCAサイクルが破綻している
下手なやつらの共通点はPDCAサイクルの破綻
ゲームが上手くない、上手くならない奴には共通点がある。
何となく感覚で気づいてたことなんだけど、PDCAサイクルっていうのが上手くハマるんでそれを元に説明していこうと思う。PDCAサイクルっていうのが何かっていうと、
P...Plan(計画)
D...Do(実行)
C...Check(評価)
A...Act(改善)
この4つのサイクルのことを言う。
ゲーム下手な奴って大体これが破綻してる。
考えてから動け
まず最初に言いたいのが、「とりあえずやる」っていうのが悪手も悪手、完全にアホの理屈だということ。このパターンが一番多い。
そりゃ、やらないよりはマシなのは間違いないんだけど、やることが前提だったらまずはPlanでしょ。
特に状況に応じたプレイが求められるゲームだと試行錯誤っていう作業が凄い大事で、「こういうやり方でやってみよう」とか、「相手がこうきたらこうしてみよう」っていうのを予め練っておいて、それでやってみる。
それで「こうしたらこうされてダメなのか」とか、「もっとこうしたら上手くハマったかな」っていうのが出て来るわけでしょ。で、それが発展してトラップとかフェイクとかを仕掛けられるようになるわけ。
試行錯誤の積み重ねが「状況判断力」まあつまり上手さを育てるわけだから、まず大元のPlanが終わってるやつは何をやってもダメ。時間の無駄。「エンジョイ勢」って言葉があるけどこういう脳死軍団の事を言う。
ダメだったところが一番大事
Planがダメなやつはまず多分何やってもうまくいかないだろうけど、CheckとActがダメなやつは勉強とかがすごい苦手なんじゃないかなって思う。
要するに勉強でいうところの復習の作業なわけだから、多分テストとか返されたらそのまま捨てるタイプ。間違えた部分が一番大事っていうことが分かってないんだろうなぁって思う。
ただ、参考書とかがある勉強と違って、状況判断力の要るゲームだとActの部分が曖昧になることが多い。ここが悪いのはわかったけど、じゃあどうすればいいんだ?っていう話になってくる。
センスがある奴っていうのはここを自分で思いつけるやつだと思ってる。他より圧倒的に上手いやつっていうのはこういう部分で他の追随を許さないんだよな。
センスが無い奴がこのActをしっかりとするには、情報収集能力が必要になってくる。例えば海外のゲームなら海外フォーラムを覗いてみたり、韓国勢が強いゲームならInvenとかの情報サイトを覗いたりすることとか。あとは上手いやつのプレイを目的意識を持って見る能力。
実践の難しさと理想
ただ、目まぐるしく動く状況下でこのPDCAサイクルを回すのはかなり難しい。
いくら考えてからやると言っても、目まぐるしく動くゲームの状況次第で考えることなんていくらでも沸いてくるし、そうなると短時間で何回も異なるPDCを繰り返すことになる。
頭でっかちなタイプは事前に計画したことばかり執着して、状況に応じた柔軟なPlanが出来てないように思う。しっかりと考えてPDCAサイクルを回しているつもりが、Pの絶対量が少なくて効率が悪いから成長が遅くなる。
理想はPDCを短時間で回しまくって、あとでまとめてAをすること。
PDCAの応用と習熟することのメリット
このPDCAサイクルがしっかりと身についていれば結構いろんな部分に応用が効く。1つのゲームが上手いやつって大体他のゲームやらせても上手いし、要領が良いタイプの高学歴なやつって大体ゲームやらせてみたら上手い。上手いっていうか、すぐに上手くなる。物事を効率よく学ぶ方法がわかってるから。
ゲームが上手くならずに悩んでる人とかがいたらこのPDCAサイクルを念頭においてみて欲しい。勉強もそうだし、俺は分からないけど多分仕事でもそうでしょ。
リアルで身を立てようと思えばゲームっていうのは完全に邪魔なもんだけど、こういうメタ思考をゲームで身につけることは損にはならないんじゃないかな、と思う。
前線で戦う優秀なビジネスマンとかは日々そういう戦略的な思考を巡らせているだろうけど、遊びたい盛りの学生なんて意識が高くない限りそんな機会はあんまり持てない。
だから、高い状況判断力が要求されるゲームに習熟していくことを通じて、そういう思考能力を涵養していく訓練ができるんじゃないかな。